イノダコーヒ再発見
今月中旬、妻の友人が京都に遊びにくる。
遊びに来るだけでなく、なんと泊まるらしい。
日中、京都観光に連れて行くので、定番のコースを下調べすると、
京都は付き合わされました。
こっちに来て、まだ日が浅いが、
毎日、自転車で、車で買い物に出歩いている分、
京都在住30年のテンチョよりもくわしくなっている。
朝は小川コーヒー本店のモーニングがいいか?
イノダコーヒがいいのか?
(余談ですが、イノダコーヒは、コーヒーと末尾をのばさない)
決めかねているらしく、飲みにわざわざ本店まで行きました。
三年坂の店の前にあるにもかかわらず。
本店は
店の外観は町家風でのれんをくぐると、内装は明治時代を思わせるモダン。
タキシードの店員さんが上品な声で出迎えてくれ、サービスがこそばゆい。
ここでも、「砂糖とミルクをお入れしてよろしいでしょうか」と聞いてくる。
創業当時に客が会話に夢中になってコーヒーが冷め、
砂糖とミルクがうまく混ざらなかったことから、入れた状態でだすこだわり。
そのことで、イノダの味は、何十年も頑固に変わらず守られていたのだと思うのです。
「アラビアの真珠」は知っているので、
プレミアムとジャーマンを奮発してたのんだ。
一杯560円なり。
分厚いイノダコーヒ独特のカップ。
私が飲むと、縁から伝ってしずくが垂れる?
独特の苦味のある濃いめの珈琲が、イノダに限らず、京都の珈琲の特徴だそうで。
プレミアムとジャーマン両方とも更にコクがあって美味しいコーヒーでした。
猪田さんといえば、
三年坂の青龍苑のイノダコーヒも日本庭園を眺めながらの雰囲気が最高ですよ。