バーナードリーチ展生誕125年
京都高島屋でバーナードリーチ展が催されているので、
見に行ってきました。
今回の回顧展は日本を愛し、日本に愛された、
英国の陶芸家バーナード・リーチの生誕125年を記念した展覧会だそう。
何度もみているリーチの作品ですが、
100点もの作品をまとめてみる機会は無かったんで、
楽焼きや版画、素描画などの多芸ぶりに圧倒され、非常に見応えがありました。
イギリスで古くから伝わっていたスリップ・ウェアの焼成、
硫化鉛の釉薬であるガレナ釉などヨーロッパの伝統を生かした作品は懐が深く、大らか。
富本憲吉、浜田正司、柳宗悦らとの交友や益子や島根の出西窯での指導など
リーチの足跡を追ったビデオ(15分)も映写されていました。
バーナード・リーチは香港生まれのイギリス人で、
幼くして母に死に別れ、父も14歳の時に死去。
日本の祖父に引き取られ関西に住む時代も
リーチ本人は92歳まで、長生きしたことの印象が大変強く。
両親の寿命が短かった分がリーチの寿命に積み足されているのか、
濱田庄司や、富本憲吉など民芸運動の大家はみな長生き。
人生、健康で長生きすること!
結局これにつきるから、生活信条と夢を変更しないかんなあと
感じたバーナードリーチ展でした。
生誕125年 東と西の出会い バーナード・リーチ展
■10月31日(水) → 11月11日(日)
■京都高島屋7階グランドホール
■開場時間:午前10時〜午後8時
※最終日は午後5時閉場。(ご入場は閉場30分前まで)
■入場料〈税込〉:一般800円(600円) / 大学・高校生600円(400円) / 中学生以下無料