恐怖の「志」

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みなさま、こんばんは。
今日は最高気温も6度前後、極寒の一日でした。
(それでも日曜日のせいか、いつになく今年の12月は人が多かったです)

明日は更に気温が低いそうで、嵐山の花灯路へお出かけの方、
深夜屋外で作業をされる方、どうか着込んで寒さをしのいで下さい。


有りがたいことに、今日も贈り物のご注文を選ばれる
お客様が多かったんです。干支にちなんだ物がよく選ばれていきます。

御歳暮粗品、御祝で熨斗を指名される方が圧倒的ですが、
中には、「志」で依頼を受けることもしばしば。

関西方面では、「志」といえば、9割仏事のケースですが、
送別会の「はなむけ」で「志」を選んだみたく、紅白の祝い事で使われる方も多いんです。

両親のような年配の人には、
「志」=仏事用と決めつけてますが、これは非常に危険です。

念のために、どのようなTPOで渡されるか、お尋ねするんです。

その場合は、忌の外熨斗でおかけしてよろしかったでしょうか?
紅白蝶結びの熨斗でしょうか?

時間にゆとりの無い世の中、
急ぎで欲しいという方に限って、熨斗の表書きが「志」ご指定。

そんな方に限って、電話連絡が取れない事もしょっちゅう。

「志」の一文字を見た途端、目眩が、、、


でも、いろんな日本の贈り物の習慣、この仕事通じて、
勉強させて頂きました。

たとえば、熨斗、蝶結び、結び切りは一般的ですが、
わらび熨斗や、松葉のし、両折熨斗などの種類があることも
お客様から教えて頂きました。

両親にたずねても知りませんでしたので、

お金も頂戴した上、社会勉強もさせて頂いて、
テンチョの引き出しが増えて得した気分です。


結局、損得かよ!って言われそうですが、

日本の誇るべき習慣や文化、

知らない方や後進にできるだけ伝えて、
後世に残していく一翼を微力ながら背負ってるつもりですから。

どうか、皆様、授業料免除で教えて下さい(^^)

それでは明日も頑張ります。

ノロウィルスが流行ってますので、
ご注意下さい。