京すだれ、新調する

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今日の京都は葵祭一色。
心なしか外国人も多し。

母も御所で行列見るから送ってと9時に、
裁判所前でおろし出勤。暑かったけど、
良かったと言って昼過ぎ帰って来ました。

実は京都三大祭りの葵祭、一度も見たことがありません。
ほんまは私も見たいんですが、
葵祭の日は仕事が忙しく実現できてません。

今日はめっきり暑くなったので、家の模様がえ。
絨毯を筵にかえ、扇風機を納屋から出してきてスタンバイ。
最後に古くなった店のすだれを思いきって新調することにしました。
間口が広いので、すだれの数もそれだけ多く、前回新調して20年以上経ち、
相場というか費用が分からない父。

すだれなんか、ホームセンターでも安くで売っていると告げると、

父は、京すだれでないとダメという。

京すだれは外の皮だけでなく、芯にあたる部分が有り、
ずっしりと重さが有り、一度買うと雨ざらしにしなかったら
10年以上は持つらしい。

みなさんは、京都の町を歩いていると町家の2階に日除けのすだれが掛かっているの
よう見かけませんか?

日除けが目的なら夏だけでいいのですが、
不思議なのはそのすだれ一年中掛かっていることにあり。

実は京都のすだれは日除けだけではなく、「目隠し」の意味があります。
京すだれは通りの幅が狭く、
家と家との距離が近い京都ならではの生活の知恵なんです。

どこで買って良いか分からず、確か、祇園石段下の、
竹とすだれ 西河だったら、店の前に山積みになってた記憶があり、
そこで寸法を告げたら、誂えてくれました。

さっそく、持ち帰って内すだれを金具に掛けてみたらバッチリ。
詰まった目は直射日光を遮ってくれ、店内が昨日より心なしか涼しく感じられました。

今回分かったのは、
店内の設えもすべて京都産の物で揃えろ!と言うこと。

テンチョはケチって安い中国製を買いがちですが、
家の中のものは良いとしても、
店のものは、照明一つとっても
こだわっていかなあかんなあと言うことでございました。

これで京都の暑い夏を乗り切れそうです。
ではまた、明日からがんばります。